まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

な、長いぃ

題名は極上生徒会EDから
よい曲よ






「神様っていると思う?」


自称愛の女神は唐突に現れて、変なことを言い出した






[偶然天使]













「神サマ…ねぇ」


あまり興味のわかない疑問に態度で示すと、向かいに座る少女は真面目とも仏頂面
ともとれる表情でこちらを見つめている。

この気まぐれな女神が、話の方向性をいきなり90度曲げてしまうことなんて日常茶飯事
慣れ親しんでしまったもので、驚き戸惑ったり意味を理解できないといったことはないのだが


それにしたって

「今回は結構唐突だよね」


「で、どう思ってんのってば」


よほど聞きたいのだろう
人の呟きも完全無視で話を促す。
というか流された



けれど神が存在しているか、なんて宗教信者でもないこの身にははっきりいって関係のないことだ。
特に私たちなんか、世の神話にでてくる神の名前を冠してしまっているのだし。
いや、あれは私たちからとったのだろうか?

どっちにしたって人々の言う神というのは多種多様で
誰がどうなのかすらよくわからない


「まぁ ピンチな時は頼ってたりするけどね。美奈子ちゃんなんかしょっちゅう呼んでるじゃなか」

「うっ…まぁそりゃ頼みたくもなるでしょ」


彼女は年に5回は最低でも神に祈る。
祈るというよりは願うが正しいのかもしれないが
去年は7、8回願っていたんではないだろうか?
テストという悪魔が自身の安泰を剥奪しないように

ちなみに世間一般より回が多いのは、彼女が常連のように追試組に名前を連ねているからである




そういえばそんな定期的な悪魔の降臨は、確か来週に迫っていたハズ…
なら、もしかしたらこの話はここから来てるのかもと、それとなしに聞いてみると

案の定な答えが返ってきた



どうやら彼女は今回も相当まいっているらしい








「まこちゃんは専属家庭教師がついた所為か追試組から逃れちゃったしぃ」

「さすがに高校は頑張らないとね」


こちとら留年なんて金はないんだ

というかそんな不名誉な地位は早急に返上すべき代物だろ
いつまでもそこに属していることは学生生活での死を意味するのだし


そんなようなことを言うと「裏切り者~」と非難がましい目で睨まれた。


なら真面目に勉強したらいいのに
けれど言われてやる愛野美奈子ではない。いや、それでこそ愛野美奈子なのかもしれないが



ヤケ飲みのようにオレンジジュースを一気飲みする姿も中学の頃と何も変わってなくて
やっぱり自分たちが高校生になった実感がわかないなぁと思った。










話が長くなりそうだったのでウェイターに追加オーダーを頼む
いつの間にか氷すら溶けてなくなっていたグラスが、持ち上げられてテーブルに雫を落とした。


意外と長い間ここに居るものだ。


ぼんやりと外を見ると、日に照らされたアスファルトが熱を持っているのがわかる。
去年の天気予報は日常的に夏日や真夏日の気温をたたき出していたが
今年はじめじめしてはいるが、気温は低いことも多かった。

日本の夏は一体どうなってしまうのだろう。

なんて、ちょっと環境問題について考えてしまう、そんな空気であった。






新しく中身の入ったグラスが置かれるのを合図に、また話は再開する




「その専属家庭教師サマ、あの外見であっさり神様を否定するでしょうね」

「そんなこといったら神社の巫女さんはどうなるんだよ」


極めて現実主義な彼女たちを思い浮かべる
神頼みより自分の力で何とかする人たちなのだ。


まあ、美奈子のいうこの場合の神はあの二人には到底必要のないものだろうけど


特に巫女さんのほう
神社に仕えているくせにたぶん一番神様を信じていない。
自分でできることは頼らない主義なのである。


むしろ自身が神になれるのではないだろうか
特にIQ300のほう

どこかの話で人の身で神の域まで到達した人もいたはずだし、できないことはないのではないのかもしれない


……そしたら気軽に会えなくなるのかもしれない。
それはダメだ。ならこの話は却下だ。











「で、まこちゃんもそうなのかなぁって思ってたんだけど」

「へ?なにが?」

「だから神様を信じてるって話!」


ぶっとんだ意識を引き戻される
というか胸倉をつかまれる


そんなに神様神様って大声で言ってると周りに変な眼で見られるのでヤメテクダサイ
変な宗教につかまっちゃったみたいに思われる


店員に関してはいつものことに驚きはしないが
やはり一般市民には驚きの光景にかわりはない




苦笑いで彼女を座らせる


と、ガラスの向こうの見知った人物と目が合った。
満面の笑顔で返されて、ちょっとニヤけてしまう。



惚れた弱みかな
こんな時間に何の約束もしてないのに彼女に会えたことがすごく嬉しかったりする。















「神様じゃないけど、偶然の天使くらいはいるんじゃないかなぁ」

「偶然の天使?」

「そ、偶然の天使」

コップに口をつけながら、ちらりと入口のほうに目をやると
ちょうど彼女が入ってくるところだった。


にへらと手を振ると、とことこと彼女がやってきた



「美奈子ちゃん?こんなところで油を売っててもいいのかしら?」

「げっ!!あ、亜美ちゃん!?ど、ど、どうしてここに?」


目を丸くして口をパクパクしている美奈子の向かいに座った亜美は、いたずらが成功した子供のような顔をしてた。



「亜美ちゃんはどうしてここに?」

「今日は取り寄せてた本を受け取りに来てたの。あ、アイスティー一つ」



テキパキと注文をしているところをみると、なんだかんだ言って亜美も長居する気なのだろう。

「"は"って、まこちゃんは美奈子ちゃんと約束してたワケじゃないの?」

「まさか。気分転換しに外に出たらつかまっちゃったんだよ」


まったく困ったものだ、と肩をすくめると
「イヤじゃないくせに」という笑顔で返される。

亜美もこういう会話を楽しんでいるようだった



「美奈子ちゃんも、モチロン勉強はちゃんとしてるわよね?」

「うっ…まだ一週間もあるじゃない」

「一週間しか、でしょ?」

「ご、ごめんなさい……ってなんで私だけなの!?それを言うならまこちゃんもでしょ!」


半ば逆切れでこちらに指をさす美奈子に、勝ち誇った笑みで返す。
冒頭でも言った気がするけど、高校生になってからというものテスト勉強はきちんとしているつもりだ。


「だから、今日は息抜きに外出てきただけなんだって」

「美奈子ちゃんもうさぎちゃんもすぐサボるじゃない」

「う~、あ、あー!亜美ちゃん!!さっきの話なんだけど!」





「………あんたたち、一体何やってんのよ」


聞きなれた別の声に顔をあげると、そこには噂のもうひとりが立っていた
セリフと裏腹に苦笑いで美奈子の隣に座るレイ

どうやら彼女も疑いなくこの席に案内されたらしい



その様子にさっきまでの会話を思い出し、何ともいえない温かな気持ちがこみ上げる



偶然






「案外近くにいるかもしれないね」

「まぁ いても悪くないカモしれないわね」





何かあるわけでも、約束をしているわけでもないのにこうして出会えること

もしかしたら初めの出会いから



偶然の天使の仕業かもしれない








「やっほーみんな!偶然だね!!」


そしてまた、偶然の天使が降り立つ





スポンサーサイト
コメント
極上生徒会
初めまして、千博と申します。
極上生徒会とセラムンが大好きで
よくサイトを拝見させていただいていたのですが
偶然天使と題名と内容を見てついコメントをしたくなりました!w

何となくセラムンと極上の両方好きな方って
見かけたことがない気がするので何かとても嬉しいです。

そしてこれからもセラムン・まこ亜美話楽しみにしてます!
2009/08/12(水) 02:10 | URL | 千博 #LR/5A/pM[ コメントの編集]
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

アジル

Author:アジル
好きなことを好きなだけ!
そんなような形ができつつある今日この頃です。
絶賛亀更新中
何かあればツイッターまで

セラムン(まこ亜美)となのは(フェイはや)のSSあります
nib-makoami.gif nib-minarei.gif

リンクはほぼフリー

FC2カウンター
次のキリバンは35000です
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。