まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

堀だしゃー!

掘り起こしSS
年末だからファイル内もお掃除しちゃおうかと思いましてw

まぁ したのをちゃっちゃと流しちゃいたいっていうのもあるんですけどね



「そう、聞いて!この前木野先輩にねっ」

すれ違った後輩の何気ない一言が、心に小さな棘を残した。






[優しさ]





「まこちゃんって誰にでも優しいわよね…」
「ん?急にどうしたのさ?」


いつも通りの帰り道
つい口をついて出た言葉が風に流される

ただの言葉遊びのつもりだった。
けれど、優しく微笑うその顔も、気遣ってくれるその言葉も自分だけに向けられているものではなくて
知らないフリをしていた心に突き刺さる棘の痛みが、我慢して飲み込んでいた言葉を吐き出させる。

「他のヒトにも…そう言っているの?」
「えっ…?」


立ち止まったまこちゃんに少し遅れて立ち止まる。

いつもなら気にもとめない3歩の距離
けれど、今は埋めることの出来ない遠い距離

わかっているのに
まこちゃんの口から答えが聞けないことも
他の誰かにも手を差し伸べていることも


まこちゃんのそういう優しさを好きになったのだから



だから、これ以上続けてもまこちゃんを困らせるだけ
一時の感情に流されたことに激しい後悔の念が押し寄せる。

沢山の人を守る頼もしい背中
その背中に憧れて、恋焦がれていた私にとって
まこちゃんが振り向いただけでも奇跡のような出来事だったのだ。
これ以上を望むなんて強欲すぎる


「ごめんなさい。今のこと、やっぱり忘れて」

だから今からでもと、努めて明るく振る舞ったつもりだったけれど
湛えた想いをすべて隠すことはできなかったようだ。
まこちゃんが困ったような顔で一歩近づいた。

「亜美ちゃんはもっと思ったことを言うべきだよ」

どうしてそう思うの?
私はただ不満をぶつけているだけなのに
自分の言いたいことしか言っていないのに

「不安にさせてごめんね」
「不安…?」
「そういうのを不安っていうんだよ」

自身の感情についていけない私をよそに
何故か照れくさそうに頭をかきながら話を続ける

「あたし自身、優しいかなんて本当にわからないんだ」


でもね

そう言い、踏み出された足と差し出された手
その手の先、まこちゃんの顔を見上げるとニィっと子供のように笑う瞳に吸い込まれそうになった

「優しくしたいって、手を握りたいって思うのは亜美ちゃんだけだよ」



その笑顔に思わず手を重ねた私は
とても温かな気持ちに包まれていた。


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Author:アジル
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