まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

くだらないことで悩む、これ青春

勢いで書いた
後悔はしていない

バレンタインに関係あ…る……よ?(え
ごめん嘘かも…

カテゴリに悩んだ
でもたぶんこっちだと思われる。
バレンタインなのに暗いよ!ぐだぐだだよ!!
それでも受け止めてやんよ!ってかたは続きからドウゾ




かたり、と乾いた音をたてて小さな箱が机の上に置かれた。
夕暮れに染まる教室で、私は



[疑心]




ぼんやりと外を見やると、太陽がその身を地平の向こう側へ沈めているところであった。
まだまだ寒いこの季節。外が暗くなるのも早い。
教室に影が侵食し始めても、私は電気をつけることはしなかった。
暖房の起動音もどこか遠い。

先ほどの女子生徒の言葉が頭から抜けない。
窓へ向けていた頭が重力に従って机にぶつかる。少し鈍い音とともに額にじわりと痺れが走った。


「何がしたいんだろ…」

吐き出された息が机に跳ね返って顔にかかる。
その生温かい空気から逃げるように頭をくるりと回転させると、少し隙間の開いている扉が見えた。
きっとあの子が慌てて去って行ったから閉まりきらなかったのだろう。

別に誰が悪いとか、そういう次元の話でないことはわかっているんだ。
ただ、お互いの感情がかみ合わなかっただけ。
チョコレートと一緒に渡された想いを、私が受け取れなかっただけの話。



けれど不意に、本当に不意に気づいてしまったんだ。

私が他の人を好きになるということは、戦士である秘密を隠し続けなければならないということで。
もしかしたら私は無意識にそれが嫌で彼女を拒んだのかもしれない。


過去から始まったこの想いが今に引き継がれたのか今の私から生まれた想いなのか、わからない。
前世を思い出す前の記憶は自分のものだと断言できるのに、そのあとの出来事は本当に自分の感情なのか不安になることがある。
今この時でさえ、もしかしたらジュピターの感情なのかもしれない
そう思うと、恐怖と馬鹿らしさに少し笑えた

「さすがに…それはないか」

今抱いているこの気持ちが信じられなくなってくる。
それはとても気分が悪くて、居心地が悪い
けれど考えれば考えるほど深みにはまってゆく。
今にも目の前の風景がぶれて、宮殿の情景が見えてくるのではと思えてしまうほど

現実を確かめたくて、置き去られた赤い箱に手を伸ばす。
彼女からもらったモノを一番に食べると決めていた私の意志も、どこか遠いことのように感じられた。

箱の中身を口に放り込むと、甘いような苦いような不思議な味がした。
それは私の意識をさらに曖昧にしてここから去る気力を失わせる。

立ち上がることもできない私の肩を隙間風がそっと撫でる。
この生ぬるい体が闇に染まる教室へ沈んでしまう、そんな気がした。




スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

アジル

Author:アジル
好きなことを好きなだけ!
そんなような形ができつつある今日この頃です。
絶賛亀更新中
何かあればツイッターまで

セラムン(まこ亜美)となのは(フェイはや)のSSあります
nib-makoami.gif nib-minarei.gif

リンクはほぼフリー

FC2カウンター
次のキリバンは35000です
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。