まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

夜天の光、繋ぐ想い(3)

さて、続きです
実はここの部分からこのSSはできたのでした。
そして今更すぎますがフェイトさんたちフリーです(え
あえていうならフェイ→はや←なの的な感じです。
前回ので読み取ってもらおうという無茶ぶりに失敗したのです…ダメダコリャ



では、続きからドゾ



多少の衝撃を予想していたが吸収されるかのように中に入ることができた。
そこは外とは違い一面白くて、はやての魔力光の色に似ていた。
夜空から突然白い世界に飛び込んだ所為で、しばらく目が開けられなかったけれど
全く生き物の気配を感じない空間は不気味なほど静かで、自身の息遣いがとても大きく感じられた。








「なんで…」

目が慣れてきたころ、背後から声がした。
振り返るとそこにはいつものBJでしかめっ面を浮かべるはやてがいた。
不満そうな顔を作っているけれど、その下の辛そうな顔を隠し切れていないでいる。
そんな顔を見てしまって、私の顔も自然と不満顔へと変わってしまう。

「迎えにきたに決まってるじゃない」
「迎えって…そんな危険なこと」
「それはこっちのセリフだよ。こんなことして」
「フェイトちゃんがいなくなったら、みんな悲しむやんか…」
「それははやてだって同じだよ。」
「私には蒐集スキルが…」
「嘘つき」

どう言っても私は引かないと思ったのか、はやては困ったように笑って言葉を切った。
その顔が私には泣きそうにも見えた。

「しゃーないやろ。そうでも言わんとリイン捲けんかったんやから」
「帰ってくるならその必要もないじゃない。」
「…プログラムを遅延させるだけで精一杯なんやから、仕方ないやろ」

それに、私の命ひとつで世界が救われるんや。安いもんやろ

そう、はやては寂しそうに笑った

ほら、キミは知っててこういうことをしたんだ。
上層部が局員を動員してくることも、拡大を阻止することしかできないことも。
だって、初めから脱出なんて考えていなかったんだから。

「はやて…」

いつでも去れるようにと、常に必要最低限しか物が置かれていなかった部屋で
もしかしたらに備えてその日を待つかのように過ごした日々を、はやてはどう感じていたのだろうか。
渇望していた?…それは違う。そうなら、今ここでこんな悲しい顔はしない。
いつか人々を巻き込んでしまうかもしれない恐怖に蝕まれ、きっかけを待っていたのかもしれない。

本当は望んでいないのに望んだ未来。
終わりがほしくて願い祈った終止符。
けれど、それが救いでないことも知っている。

そしてこれがはやてが本当に望んだ結末でないことも。

だって、はやては今だって一度も、心から笑っていないのだから。


「無理して笑わなくていいよ…?」
「な…無理なんて」
「してるじゃない。そんな、泣きそうな顔して」

掌ではやての両頬をそっと包み込むと、そこに温かな涙が伝った。
重荷に耐えられなかったのか、己の安らぎを求めたのか。
その涙は苦しいと、悲しいと訴えていた。

「フェイトちゃんは…いっつも…ず、るい……」

誰にも言わず、その身に背負い続けた悲しみが溢れてしまったのだろう。
はやては優しいから。どんな理不尽も飲み込んで駆け上がってゆこうとするから。


「ずるくてもいいよ。なんだっていいから、はやての背負っているもの、私にも背負わせてほしいんだ」
「ダメや…それは、わたしが背負わな…」
「そうかもしれないけど、一緒に背負うことはできるよ」
「そんな、フェイトちゃんに迷惑がかかる」


首を振った拍子にはやての頬を雫が線を描く。その線を親指で消すように撫でる。
大丈夫だよ、と伝わるように


「一緒に、背負いたいんだ。」

キミを守りたいんだ。
共に歩む未来がほしいから。
キミの笑顔が見たいんだ。
それが私の勇気になるから。

「はやてがこの世界を救いたいと思うのと同じように、私ははやての世界を救いたいんだ。だからね…」
「フェイトちゃん何を…?」
「これを壊して二人で帰ろう?」


困惑するはやてに微笑んだ
僕らの世界を守ろう、と


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