まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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現実逃避と人は言う

拍手ポチポチありがとうございます!
嬉しくて、そしていろいろな息抜きにカッとなって書いちゃいました。

続きから微糖フェイはやSSがあります
なんかいろいろつっこんだら負けです(え



執務室に足を踏み入れると、カチャカチャと金属の擦れ合う音が聞こえた。
何事かと補佐官を見やると苦笑しながら目線を部屋の主へと向ける。

そこには眉間を寄せ、絡まるように繋がった二つの輪を外そうと苦心する執務官の姿があった。




[知恵の輪]




「フェイトちゃん…なにしとんねん」
「あれ?はやて」

聞きなれた声に顔を上げると、むぅっとした顔をしたはやての姿があった。

「それ、知恵の輪やろ?」
「そう。スバル達がね、貸してくれたんだ」

六課の誰も解くことのできなかったらしい一品。
よくわからない形の金属が絡み合っているような物体を手の内で転がす。
それを拗ねたような眼差しで見つめるはやてに声をかける。

「ね、はやてもやってみてよ。こういうの得意でしょ?」
「ぇえー 自分で解けばええやん」
「お願い!」

めんどくさいと口を尖らすはやてに眼前で手を合わせる。
普段ならからりと笑って引き受けてくれるのに、はやてが来たのに気付かなかったからへそを曲げてしまったようだ。
ぷいっと顔を背ける姿に笑みが漏れる。



「…せや、ほんなら私のお願いも聞いてくれる?」
「私に出来ることならね」
「む…なら、ええよ」

いまだ不服なのだろう、少しむくれた顔で手を差し出す。
その上に知恵の輪を置くと、くるりと一周手の上で転がした。
どうしたのだろう?と首をかしげていると、かちゃかちゃと金属を動かし始めた。

「…こうで、こう」
「え」
「ほな、解けたで」

あっという間に解けた二つの輪。
今まで一つだった金属の塊は、はやての掌で二つになっていた。
3分もかかってないのではないだろうか。あまりにも早くて唖然となる。

「フェイトちゃん?」
「はやて…早すぎない?」
「得意やろって言うたのはフェイトちゃんやんか」

呆れたような、困ったような仕草をみて、また手の上の金属に目を向ける。
あんなにしっかり繋がっていた輪がはやての手であっさり解かれてしまった。
それが不思議で不思議でならなかった。

「はーやて」
「なん…ぅわっ!」

はやてを膝の上に乗せ、その手をまじまじと見つめる。
私の手より一回りは小さい掌。この手が今みたいな小技を見せたり、誰かを救ったりするのだ。
ふにふにと押してみても私より少し柔らかいくらいで、何ら変わりはなかった。

「フェイトちゃん、ちょお、離しぃ」
「えー じゃあはやてのお願いこれでいい?」
「それとこれとはちゃうやろ!」
「じゃあ自分で頑張って。」

知恵の輪解けたでしょ?と目線だけで伝えると、一生懸命抜け出そうとする。
けれど、やっぱり抜け出すことはできないようで。「むぅ」なんて言いながら大人しくなった。

「はやての手はすごいけど、これは解けないんだね」
「……うっさい」

ぺちんと手を叩いて抗議されたけど、手加減されたそれは全然痛くなかった。

「それで?お姫様のお願い事とはなんでしょう?」
「…その…な?」
「ん?」

ごにょごにょと口ごもるはやてをぎゅっと抱きしめて早くと催促。
すると耳元で囁くように願いが紡がれる。


「…今日、一緒に、帰ろ?」



そんなことにお願い使わなくてもいいのに
そう苦笑いして、額に了解のキスを落とした。




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