まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

仕方ないよこればっかりは

やってしまいました前世ネタ
武器とかいろいろ創作しちゃってるところがあります。苦手な方は見ないことをオススメします

そして無駄に長いです







「こっの!頑固者!!」

「貴女に言われたく、ありまっせん!!」

爆音とともに雷槍が床に突き刺さる


はぁ
またいつもの喧嘩が始まった









[無茶]











「ったくぅ」


会議室の半壊…というか、片側がかろうじてついているような状態の扉
その前でマーズは頭を抱えた



「ほら、さっさと持ち場に戻んなさい」


金色の髪をなびかせ、ヴィーナスが野次馬を解散させながらやってくる



「あの…あそこで暴れているのはジュピター様とマーキュリー様…ですよね?」

「そうよ?」

「いつもあんなに仲がよろしいのにどうして……?」



新兵なのだろう
そこそこパレスにいる兵は皆、この争いを知っている



「まぁ、仲が良いからゆえの喧嘩なんでしょ」

「喧嘩…ですか」



納得のいかない顔をしていたが、ヴィーナスは持ち場に帰るよう促したようだ
兵は一礼し去っていった



「で、どんな感じよ?マーズ」

「いつもと同じよ」



眼前で繰り広げられる光景は見慣れたもので



「何度も言ってるだろっ!見過ごすわけにはっ!いかなかったんだって!!」

「だからそれがっ!危険だと言っているんです!」



マーキュリーがジュピターの足元を狙って、シャインアクアイリュージョンを連発している
着地地点を狙って放たれるそれに、ジュピターは足から電気を放出し着地寸前で別の場所に移動している


ジュピターがその原理を知って使っているかは定かではないが



「できれば訓練所でやってほしいわ」


ヴィーナスが、真面目なのはいいことだけど
と悪態をつく




「それにしても、いつもより長くないかしら?」

「なにが?」

「喧嘩よ」

「まぁ…確かに」




いつもならジュピターが氷付けにされるか、マーキュリーが拝み倒されるかで終わっているのに
マーズの見た限りでは、かれこれ1時間は経っている

よくもまぁ 続くものだ






「ちっ!」



ジュピターの声に顔をあげると
いつの間にかジュピターの周りの足元は全て氷と化していた

しかもジュピターが空けたと思われる穴が無数に存在しており
とても動きまわれるものではない






氷の上となればマーキュリーの独壇場
明らかにジュピターは不利な状態である












「これだけは、譲らないからな」





そう言い、一度深く息を吐くと
ジュピターは雷槍を低めの体勢で構える



「げっ!ジュピター本気じゃない!」



ヴィーナスが驚くのも無理はない


いくら不利な状態とはいえ
マーキュリーを守ることを絶対にしているジュピターが手加減なしで彼女と対峙しているのだ

マーズとしても驚くところではあるが
先ほどから入ってくる彼女たちの想いのせいで驚くことではなくなっている










ジュピターが消えた


あの体勢から放たれる一撃は稲光そのもので
光を操るヴィーナスはおろか、先読みのできるマーズでさえ避けることは不可能に近い。





マーキュリーは3方向から氷柱を発生させ、ジュピターを阻もうとする


しかし、完全に防ぐことは不可能だったようで



「くっ!」



左肩付近を掠ったようだ。左肩からは血が滴っている
足場の悪いせいでかすり傷だけで済んだのだろう
ジュピターが万全の体勢であったならばこうはいかない






ジュピターが二発目を放つ気配はない
あの技は見た目以上に体力の消耗を伴うようだ
その機会を逃すまいと、マーキュリーが傷口をふさいでいる


それはマーキュリーだけが使える治癒能力
普段は、自然治癒能力に影響を及ぼすかもしれないからと、使用を制限している
しかも自身の精神力を使う。やりすぎると彼女が毀れかねない

それでも、戦場では兵の傷を癒しているのだ
困ったものだとマーズは思う








ふいに、マーキュリーを取り巻く『気』が変わった
瞳は普段より深い蒼で、一歩間違えれば狂気になりかねないような光を帯びていた


右手に水の光が集まってゆく
それは徐々に刀のようなものを形作る



「マーキュリーの本気は初めて見たかも」

「武器を出すのも、よ」



お互い手の内は知り尽くしているはずなのに初めて見る光景ばかりだ

マーキュリーは戦場でも常に後方援護なので、遠距離攻撃ばかりだと思い込んでいた。
けれど今、彼女は確実に近距離攻撃の体勢をとっている


ジュピターも同じ考えだったのだろう
唖然として立ち尽くしている




「私としても、これだけは譲れませんから」



マーキュリーが動いたようだ
動いたというより、気がつけばそこにいたとマーズには感じられた



「「おわっ」」



ジュピターと、何故かヴィーナスの声が重なる

ふたりの思考に沈みきっていたマーズをヴィーナスが抱えて後ろに飛び退く
同時にジュピターも攻撃を放ちつつ飛び退いていた

6~7mの距離はあったはずなのにマーズたちの立っていた場所はすべて凍っていた
ジュピターのいた場所はもっと悲惨で、そこにあった椅子が真っ二つで凍っている
まったく、あの水刀はたまた氷刀は、なんて破壊力を持っているのだろうか



「はっ!やるじゃないか!」

「負けられませんからね!」



苛烈する争い
どう見ても楽しんでいるとしかとれない高揚を感じる


ぶつかるたびに水が、電気が、部屋じゅうに飛散してまったく手に負える状況ではない




「これは…逃げるわよ!」

「どうしたのよ!?」



なにか引っかかる
マーズがとてつもなく悪い予感に駆られ、逃げたした
ちょうどその時



マーキュリーとジュピターがぶつかった
おそらく全力で








その瞬間、空気が振動した
















ズドォォオン












互いのパワーが衝突し小爆発でも起きたのだろう
逃げた直後、会議室が吹き飛んだ






「…………」

「…流石にやりすぎ」


























この後ルナやプリンセスまで巻き込んだ大惨事になったのは言うまでもない





「だいたい争いの内容がくっだらないのよ!!守るだの守るなだの!!惚気るな
らもっと普通にしなさいよ!」

「それはそれでちょっとイヤね」


どうやらこの前の任務の時、ジュピターが命令を無視してマーキュリーを助けた
ことが原因らしい

ヴィーナスが半ギレ状態でまくし立てている


「「くだらなくなんかな「いいから手を動かしなさい!」

「「すみませんでした」」










ちなみに
修理費もろもろは半分は経費から、残りは四守護神連帯責任ということになったらしい
まったく、ルナもやってくれるわね
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

アジル

Author:アジル
好きなことを好きなだけ!
そんなような形ができつつある今日この頃です。
絶賛亀更新中
何かあればツイッターまで

セラムン(まこ亜美)となのは(フェイはや)のSSあります
nib-makoami.gif nib-minarei.gif

リンクはほぼフリー

FC2カウンター
次のキリバンは35000です
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ