まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

一度や二度は迷うもの

フェイはやカテゴリだけどフェイはやじゃないです
はやてちゃんとアリサ嬢です。
アリサは初めて書いたんじゃないだろうか…?


お暇なかたは続きからドゾ

夕暮れに染まる教室でかりかりとペンを動かす音だけが聞こえる。




「はやて」
「んー?なんやー?」

ノートに目を映したままはやてはゆっくりと返事をした。
時折ペンの頭でこめかみをとんとんと叩いたりしているので、問題を覗きこみアドバイスをする。

「ここは、この例の公式使うのよ」
「ほー、なるほど。…やけど、ここはちゃうよ?」
「ここからは、これ」
「んん~ なるほど!さすがアリサちゃん!」

そう言ってまた忙しなく手を動かし始める。
先ほどから変わりなく続く動作だ。
わからなければ聞いてくるが、さっきのように自分でなんとかと延々唸り続けたりもする。
こんなところもはやてらしいと、軽くため息をつく。

「…せや、さっきの何?」
「さっき?」
「やから、さっき私のこと呼んだやろ?」

目線だけこちらに向けて「何?」と問いかける。
別に大したことじゃないわよ、と流そうと試みるけれど相手がはやてじゃ無理な話だ。
嘘やん なんてこちらが流されてしまう。

「はやては…その、夢とかあるのかなって」
「夢?」
「そ」
「うーん ゆめ かぁー」

そう言ってぐーっと伸びをするはやて。
ふーっと息を吐くその姿はいつものおちゃらけた姿ではなくて。
大人びた、真面目な空気を纏った表情をしていた。

「正直、わからんなぁ」
「でも、管理局で仕事していくんでしょ?」
「そやね。…でも、それはまぁ、罪滅ぼしやし」


ゆっくりと窓へ顔を向けるはやて。
私もはやてにつられてそちらに目をやる。


「管理局で、何したいかはこれからやな…」
「そう」
「そういうアリサちゃんはどうなんよ」
「私?」
「そう」

聞かれて、あぁと納得する。
私は自分が聞かれたくてはやてに聞いたのだ。
何か自分のヒントとなる話が聞ける、そう思っていたことも確かだが、それ以上に私は自身に問いたかったのだ。
はやてもきっとそれをわかって聞き返してくれた。そんな気がした。

「私もわからないわ」
「そうなんか?」
「うん。」
「なんか迷ってる…とか、そんなん?」
「ちょっと違うけど、家を継ぐことが宿命と感じているのか、それとも逃げ道としているのかわからないの」

やりたいこともわからない。けれど、家を継ごうとも強く思わない。
それが失敗したときの逃げ道であるような気がしてならないのだ。

「そっか……」

窓の外に広がる空。
はやては無感情にそちらを見つめている。

ガラスに隔てられた空
手を伸ばしても掴めない形

私たちが感じている世界にそっくりだった


「…でも」
「?」


急に立ち上がったはやてを見上げる
そこにはにかっと笑った顔

「アリサちゃんならだいじょーぶや」
「…どこからそんな自信が」
「ここからや!」

そういって胸を叩く。


「大丈夫やって。私が保障する」





そう言うと、パタンとノートが閉じられる。
その笑顔に素直に口が滑る。

「ん、ありがと」
「いえいえ」
「はやても、きっと見つかるわよ」
「そうやとええんやけど」

今しがた浮かべていた自信溢れる笑みはどこへやら。
苦笑いで頬をかくはやてに、今度はこっちが勝気な笑みを浮かべる。

「私が保障するわよ」

はやての言葉をそのまま返すと、きょとんとしたあとケラケラと笑いだした。
今までの空気を吹き飛ばすかのような、爽快とした表情で。


「こりゃアリサちゃんに一本とられたわ」







はやてとアリサは普段ボケとかツッコミみたいなテンションあげる行動してるけど、二人のときは普通に真面目な話をしてると思うんですよね
お互い周りが見えすぎちゃうからこういう時しか言えない、って感じ。

ちょっとキリ悪いんですけど、最後の部分は入れたかったんで…gdgdですいません


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