まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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拍手まとめーなのは編

3~4回目の拍手SSまとめました。
3回目は「望」という二字漢字でまとめたおそろしく(報われない)片思いなSS
4回目は「雨」をテーマにしてます。

順番は
フェイはや←なの
なのフェイ←はや
なのはや←フェイ
フェイはや
マテリアルズ
なのティア(?)+ヴィヴィオ

となってます
ちなみに一番最後はおまけでした



彼女が欲しかった
欲しくて欲しくてたまらなかった

なのに金色の親友は私の目の前で彼女をさらっていってしまった

私が喉から手がでるほど欲した人は、嬉しそうにフェイトちゃんの手をとったのだった



[欠望]



「はやてちゃん好きだよ~」
「なんや急に」
「にゃはは。なんか言いたくなって」
「わたしもなのはちゃん好きやで~」

からからと笑うその顔に悲しくなる

私の好きとあなたの好きは違う。
それを突きつけられたような気がするから


「そいやこの間フェイトちゃんがな?」

あなたの口からでる話題はいつだってフェイトちゃんの事で

「そうなんだ~」

そのたびに私の願いは引き裂かれる。
痛くてたまらない。まるで心が悲鳴をあげているようだった。

ね、はやてちゃん
私はこんなにもあなたのことが好きなのに、どうしてはやてちゃんの隣にいるのはフェイトちゃんなの?
はやてちゃんを好きな気持ちなら誰にも負けない自信があるよ。
はやてちゃんのためなら何だってできるし、望むものならなんでもあげるよ。


「はやて、なのは」
「おぉ、フェイトちゃんやーっときたか」


けれどあなたは振り向いてはくれない


「うん。ごめんね」
「ほな、帰ろか?」

手を差し出すフェイトちゃん
その手をとって立ち上がるはやてちゃん
二人にとって当り前の動作

やっぱりあなたはフェイトちゃんの手をとる。
そう、いつだって。


「なのはちゃん、帰るで?」

俯いてしまっていた私の目の前に差し出された、手。

「あ…うん」

友達としてしかその手を握ることができない私は
その手を握らずに立ちあがった








「なのは…」

病院のベッドに眠り続けるなのはちゃんが羨ましい
そう思ってしまう私はなんて醜いのだろう。



[羨望]



「フェイトちゃん毎日よーくるなぁ」
「それははやても一緒でしょ?」
「そら、私はリハビリしに来とるんやから、当たり前や」

さらりと答えると困った顔で笑うフェイトちゃん。
なのはちゃんが墜ちたあの日から、フェイトちゃんは笑わなくなった。
今のような笑いはあっても心からの笑顔は消えてしまった。

「ほな、またな」
「あ、私も一緒にいくよ」
「えーって、フェイトちゃんはあっちやろ?」
「ううん。いいの」

そういってフェイトちゃんは私の車椅子を押してくれる。
その優しさが私にはとても居心地がよくて、そしてとても痛かった。
私にはフェイトちゃんを笑わせることも、癒してあげることもできない。
それはなのはちゃんの役目だから。

「フェイトちゃんは優しいなぁ」
「そんなことないよ」
「いやいや、頼りにしてますよ?」
「…ありがとう」

フェイトちゃんの悲しそうな瞳が大いに想像出来てしまい、無理やり車椅子を止める。
何事かとフェイトちゃんが顔を覗き込んでくる前に少し前にでる。

「はや…」
「私少し向こうに用があるんよ。だからここまででええよ。」
「え、でも」
「ええから…なのはちゃんとこ、行ってあげてぇな」

振り向いた私は笑えていただろうか
困ったように頷くフェイトちゃんの姿が見えなくなると、少しほっとした。

なのはちゃんを羨ましく思ったり、わざとフェイトちゃんが悲しい顔をする言葉を言ったり
そんな醜い自分を見なくて済むから。


「正直…しんどい」

これから私は死ぬまで道化であり続けるのだろう。
諦めにも似た感情が視界を歪ませた。








[待望]



「はっやてちゃーん!」
「おぉ、なのはちゃん。どないしたん?」

腰回りに抱きついたなのはの頭を、はやては優しく撫でる。
いつもの光景。
見つけてしまったことの後悔と、聞いてしまった苦しさで胸が痛い。

「はやてちゃんが可愛くて、つい抱きついちゃった」
「そ、そんなん…//」

はやての赤くする顔に手を添え、なのはは妖艶な笑みを浮かべる。
その先が容易に想像出来てしまってギュッと目をつぶる。
見たくない、聞きたくない。
そんな想像、今すぐ消してしまいたかった。



この場に居続けることが耐えられず、大きく息を吐き出し踵を返す。
なるべく早足で、気付かれないようにその場を後にする。
平然と、誰が見てもいつもの執務官であるように。

けれど思いとは裏腹に足はどんどん加速して
角をまがった瞬間、私は走り出していた。



「はっ、はっ…」

苦しくて苦しくて泣きだしてしまいそうで、必死で駆けた。
仕事も何もかもをほっぽりだし、隊舎から逃げ出すように。




どうしてこうなったのかわからなかった。
けれどこれが現実。
降り出した雨を全身に浴びながら、いまだ消えない願いを抱き続ける。

今更振り向いてくれるなんてこと、あり得ないのに
それでも、諦めることなんてできなかった。

愚かで救いようのないほど馬鹿なことだとわかっていても、もしかしたらの日を待ち続けているしかなかったから。


だから、いつもの日々に帰るために
叶うことのない想いを吐き出すために
訪れることのない希望を抱き続けるために



「うあぁあぁあ!!!」


慟哭と共に、隊舎の壁に拳を叩きつけた。








[雨]



「あちゃー 降ってきてもうた」

帰り支度の途中、不意に窓を見ると無数の水滴の線ができていた。
傘は持ってきていないし、と鞄の中身を確認してもう一度外を見る。
窓を開けて手を伸ばすと予想より降っていないことが分かる。

「ふむ、これならいけるかもしれへん」
「いけるって何が?」
「そりゃ、そのまま家にかえれるっちゅうことや、ん…か……」

誰に話しているのかという疑問から、聞きなれた声に誰だか確信する。
恐る恐る振り返れば案の定眉間にしわを寄せたフェイトちゃんが立っていた。

「ふぇ、フェイトちゃん!?」
「はやてダメだよ!風邪ひいたらどうするの?」
「せやかて、いつまでもここにおるわけにもいかんし。…というかなんでフェイトちゃんおんねん?」

何故ここにいるのだろうか?
フェイトちゃんは2時間以上前にみんなと帰ったハズなのに。
不思議そうな顔をする私をみて、フェイトちゃんはむっとした顔をする。
そして至極当たり前のように言うのだ。


「はやてを待っていたに決まってるでしょ?」


2時間もの間ずっと待っていたのだろうか
どうして?先に帰るように言ったのに。

「はやて、淋しそうな顔してたし…恋人、なんだから待ってるのは当り前じゃない」

照れくさそうに頬をかくフェイトちゃんにつられて顔が赤くなる。

「そんな理由で待っていてくれたん?」
「うん。…もしかして、迷惑だったかな?」
「……そやね」
「え」

予想外の返事だったのだろう。驚いて目を丸くするフェイトちゃん
私だってそんな簡単には頷いてやらない


「フェイトちゃん、カッコよすぎて困るんや」

恥ずかしくて嬉しいから、思いっきりフェイトちゃんに抱きついてやった。








[雨]



「雨だー!」

新しい長靴をはき、雨合羽を着こんだ雷刃がとても嬉しそうに雨の中を走り回る。
私と王は傘をさし、黙々と歩いているというのに。

「わーい!わーい!」
「…元気ですね」
「何が彼奴を歓喜させておるのかまったくもって見当がつかん」

話をふると、心底不思議だといった顔で王は雷刃を見つめる。
少し考えるような姿はオリジナルと違い何処か幼く感じる。
けして本人には言わないが。

「おーは雨が嫌いなのか?」
「そうなのですか?」
「何故そうなる。我はこんな水滴に感情など抱かぬ」

少しむすっとした表情。
その顔に気がついたのか、雷刃が悪戯を思いついた時の笑みを浮かべた。

「そうか…なら、てい!!」
「のわっ…雷刃何をする!!」
「おーがワケわからないこと言うからだ!くらえー」
「…フ、フフフ。よかろう、我に歯向かったこと、後悔するがよい!!」

そういって長靴でもない靴で水たまりに突進する王。
これから人様の御宅にお邪魔するというのに…

「あの、二人とも何処行くかわかっているのですか?」
「やったなー!これでどうだ!」
「ぬるいわ!この程度で我を倒せると思うな!」
「あの…」
「僕を本気にさせたね?」
「ほぉ、うぬに本気なんて存在したのか?」
「なにお!!」

念のため制止の言葉を発するが全く聞いていない。
これでは相手方に失礼なので、即座に二人を置いていくことに決めた。

「…先、いってますね」

先に行って手作りの品をすべていただいてしまおう。
そうすれば少しくらいあの二人も反省するだろう。
なんて、柄にもないことを思った。








[雨上がり]-[雨]おまけ-



「ヴィヴィオ~そんな急いで走ったら転んじゃうよ」
「だいじょーぶだよ~」

ホントかなぁ やっぱりちょっと心配だな
あ、雨止んだかな?
空を見上げれば青空が見え始めていた。

「ママ~これみ…ふわっ!?」
「ヴィヴィオ!?」

慌ててヴィヴィオの声がした方に顔を戻すと

「ヴィヴィオ、大丈夫?」
「ティアナさん!!」
「ティアナ!?」

見慣れたオレンジの頭。
長くなった髪の毛を揺らし、黒い執務官服…ではなく涼しそうな夏服を着たティアナがいた。
優しくヴィヴィオを起こす姿に大きくなったなぁと少ししんみり。
そんなに経っていないのに不思議な感じがした。

「ティアナ久しぶりだね」
「お久しぶりです。なのはさんもヴィヴィオも元気でしたか?」

相変わらず礼儀正しいなぁ と関心。
少し離れただけでこんなにも見方は変わってしまうのかと、また少ししんみり。

「なのはさんたちはお買いものですか?」
「うん。これから帰るところなの」
「ティアナさんは?」
「私も丁度帰るところ」

親しく話す二人を見ていて、ふと気がつく。
ティアナの手にある袋にはどう見ても自炊するような物が入っていないことに。
どうせ仕事中もろくなもの食べてないくせに。
執務官というのは皆こうなのだろうか。なんて少し見当違いなことを考える。

「ティアナこの後暇?」
「え?えぇ、特に予定はありませんが」

ならさ、といって袋を持ち上げる。


「一緒にごはん食べない?」


回りくどいのは性に合わない。
本人が自分でしないのならこっちから行動を起こせばよいのだ。

突然の話に目を丸くしていたティアナだったが

「では、お邪魔します」

そう、照れながら頷いてくれた。


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