まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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拍手まとめーセラムン編

1~4回目の拍手まとめました。
2回目は本編○○話後をテーマにしています。
3回目は「望」という二字漢字でまとめたおそろしく片思いなSS
4回目は「雨」をテーマにしてます。

順番は
まこ亜美家族
まこ亜美+美奈
ジュピ←マキュ
亜美←まこ
まこ亜美家族

となってます
見事にごちゃまぜです


[家族]



本当の家族になるというのは、簡単なようで難しかったりする



目の前の少女がむくれた顔でこちらを見上げている。
悪いことをしたわけでもなく、ただほんの少し悪戯をしただけ。
けれどこういうとき、どういう反応を返してあげるのがいいかわからなかった。

普段遠慮しっぱなしの二人が起こしたちゃめっけ溢れる行動に、私はただただ焦っていた。


「クッキー焼けたよー」

背後から声とともにクッキーのいい香りが漂ってくる。
振り返ると、苦笑いを浮かべてまこちゃんが立っていた。

「二人ともきちんと手を洗ってくるよーに」
「「はーい」」

まこちゃんが茶化したように言うと、ふたりも笑顔で洗面所へ駆けてゆく。
その姿が見えなくなるのを見計らって、ぽすっとまこちゃんの肩に顔を埋める。

「難しい…」
「亜美ちゃんは亜美ちゃんが正しいと思ったやり方をしたらいいんだよ」
「私の?」

顔を上げると、まこちゃんはこどもたちと同じようなきらきらした笑みを浮かべて
さらりと言うのだった。

「そ。亜美ちゃんらしくさ。家族なんだから遠慮しない!」








[72話後]


「まこちゃんさっきはありがとう」
「いやいや、亜美ちゃんを守るのは私の役目だからね」
「なんかそう言うと告白みたいよね~」
「え///」
「なっ///」
「お熱いことで~」
「いや!これは違っ、いや違わないんだけどそうじゃなくて!」
「~~~//」
「じゃ、私はこっちだから。またね~」
「ちょっと美奈子ちゃん!?」


「ほ、本当に美奈子ちゃんがいったような深い意味はないんだよ?…そりゃ、できたらそうしたいけど…」
「…ま、まこちゃん!?//」
「え…あ!//」
「や!その…」
「…ね、まこちゃん」
「な、なんだい!?」
「お家まで…送って行ってくれないかしら?」
「?」
「守って、くれるんでしょ?//」
「…もちろん!」









それはただの八つ当たりなのかもしれない



[顧望]




回廊の途中で兵と楽しそうに話しているジュピターを見つけた。
兵が少し頬を赤らめているところを見ると、いつもの口説きのようで
無視しようとしていたのに、つい声をかけてしまった。


「ジュピター…兵を口説くのはプライベートな時間だけにしてください」
「マ、マーキュリー!?いや、これは違うんだ!」
「何が違うのかは知りませんが、今は見回りの時間ではありませんでしたか?」
「あ…うん」

こんな小さなこと、他の人であれば見逃しているのに
何故かジュピターにはきつくなってしまう。

…いや、本当は分かっている。けれど、受け入れたくないだけ。
この感情は、怖いから。

「それでは、失礼しますね」

何事もなかったかのように横を通り抜ける。
強張った顔で敬礼をしている兵を横目でみると、真っ青な顔になった。
無理もない。冷酷非情と噂される軍師に声をかけられてしまったのだから。

「…っ」

自分の噂は知っているし、仕方のないことだとも思っている。
誰かがこの役を買って出なければ兵はまとまらない。
けれど、ジュピターが知っているのはどうにも落ち着かない。
何故だろうと思い、そんな自分がおかしくなる。

「いまさら何を」

嫌われたくないと思っている。そう考えたら自分が滑稽でならなかった。
今までのジュピターへの態度を見れば、嫌われない方がおかしいのだから。

振り返ってみるジュピターの背中はとても遠くて
そして、いつもの見慣れた距離だった。









[宿望]





「亜美ちゃん!」
「まこちゃんどうしたの?」

ゆったりと振り返り不思議そうにこちら見る亜美ちゃん。
その姿に見とれながら、内心とても焦っていた。

「いや、たまたま後ろ姿が見えたから…」

本当はマーキュリーの背中とダブって見えてしまったから。
けれどそんなこと、口に出しては言えなかった。


前世の曖昧な記憶の中で見た悲しげな背中。
失ってしまいそうな儚さに、どこか恐怖にも似た感覚がジワりと広がった。

「なんだか一緒に帰るのは久しぶりな気がするわね」
「そうだね。最近なかなか時間が合わなかったし」

会話をしていても、亜美ちゃんはこのまま消えてしまうのではないかと思ってしまう。
そんなはずないのに。そう言い聞かせても不安は消えなかった。


「…まこちゃん?」
「え?」
「どうしたの?元気ないみたいだけど」

そんなことないよ。と笑い返すと、柔らかくほほ笑んでくれる。
その瞳はまっすぐで、前世とダブる。


前世からの想い人なのか、前世と現世の想い人なのかはわからないけれど
惹かれて止まない大切な人。

けれど、あなたは悲しいほどにプリンセスしか見ていなくて。
あの人のためなら前線にだって飛び込んだ。
そんな危なっかしい背中をいつからか守りたいと思った。

「もうレイちゃんたち集まってるかしら」
「そうだね。ちょっと急ごうか」

そっと手をとって走り出す。
消えてしまうなら繋ぎとめればいい。
一方通行でも、道は繋がっているのだから。










天気予報を信じて家を出たのがいけなかったのか

「はやーい!」

両脇できゃっきゃ騒ぐ子どもたちを抱え、家まで走る。
このスピードならセーフ。そう思い大きな一歩で駆けてゆく。

「あと少しだから」
「「はーい」」

そう言い、再び前を向くとそこには…



[雨]



「「ただいまー!!」」

元気な声に玄関まで迎えに行くと、泥まみれの三人が立っていた。

「え…ど、どうしたの!?」

傘を持って行っていないから、濡れているだろうとは思っていたが
ここまで泥かぶりなのはおかしい。
そう思っていると、子どもたちが元気よく教えてくれた。

「水たまりにね!」
「どぼんしたー!」
「あはは…」

決まり悪そうに頭をかくまこちゃん。
きっと子どもふたりを抱えて走って来たのだろう。まこちゃんが一番泥だらけだった。

「もう!とにかく三人ともそのままお風呂!」
「おっふろー」
「あたしもー!」

元気よく脱衣場に去っていく二人。しかしまこちゃんだけはその場から動こうとしない。
うーんと首をかしげる姿に私も思わず首をかしげる。

「まこちゃんどうしたの?」
「亜美ちゃん、ちょっと」

こっちきて?と言われ、もしかして怪我でも?と心配になる。
そのまま何の疑いもなく近づくと

「ちょ…っと、まこちゃん!?//」

ぎゅーっと抱きしめられた。
急に抱きしめられて、ドキドキが止まらなかったのだけど
いつもより冷たい感覚に、ハッと顔を上げる。
そこには

「えへへー 亜美ちゃんも泥だらけだ」

悪戯っ子のような笑みを浮かべたまこちゃんがいた。
まったくどうして、と眉間にしわを寄せる。


「あー仕方ないね。…じゃあ、みんなでお風呂はいろっか」

そう言って私を持ち上げるまこちゃんはとても嬉しそうだ。
仕方なさなんて微塵も感じられないほどに。

「もしかして、確信犯かしら?」
「さぁ、どうだろうね」


まったくいつもまこちゃんには敵わない。
呆れと嬉しさからため息をつくと、まこちゃんは鼻歌交じりで脱衣場に足を向けた。





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