まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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やっと一歩

オチが苦手です
うまくくっつかないのです
…で、時間かかったのです

下に不良と優等生の続きがあります
パロとか大丈夫な方はドゾ
今回は初:亜美ちゃん目線ですぞ




朝、下駄箱に宛名どころか差し出し名すら書かれていない包みが置いてあった。
それでもなんとなく差出人がわかってしまうことに若干の戸惑いを感じながら、周りに気づかれないようにそっと鞄にしまった。



[安息]




久しぶりに上る階段。少し額に汗が滲む。

「やっぱり体力が落ちてるのかしら。」

呟いて首を振る。
当り前だ。そしてなんとなく、その事実が癪に障った。


階段を登り終えると、軽く息が上がっていた。
流石にどうにかしなければ。と考えていると、見知った人物が近づいてきた。

「あら、亜美ちゃん。」
「レイちゃん」
「久しぶりじゃない?」
「そうかしら」

そうよ。なんてこんな私でも普通に接してくれる唯一無二の友、火野レイは微笑んだ。

「最近はここに来なかったから、ちょっと心配してたのよ?」
「私、子供じゃないわよ?」

膨れて見せても彼女はくすりと笑うだけ
少し合わなかっただけなのにすっかり大人じみた表情を浮かべるようになってしまったのがなんだか少し淋しく感じた。
そんな私の顔を見ると、レイちゃんは指を二本立てて口元に持っていった。


「亜美ちゃんの方が十分大人っぽいわよ」

レイちゃんの仕草からタバコのことを言っているのだとわかり、眉間にしわが寄る。
別に言われるのが嫌なわけではないが、からかわれるのはどうも苦手だった。
わかってやっているレイちゃんは柔らかく笑うと、縁側に座るように促してどこかへ行ってしまった。




ふっと一息ついて空を見上げる
ここはいつ来ても空気が澄んでいる気がするから好きだ。
本当はもっと綺麗なのかしら、と考えてため息が漏れる。
ここ最近彼女に感化されてしまっているような気がしてならない。
今までならこんなこと考えもしなかったのに。


「で、何があったの?」

私の視界に入ってきたレイちゃんはお茶を持って隣に座った。
渡された湯呑を両手で抱えて、じっと見つめた。
そこには予想以上に余裕のない自分の顔が揺らめいている。

「ほんと、どうしたのかしら…」
「なにいってんのよ。亜美ちゃん、何もない時なんてこないじゃない」

昔から大切なことがあるとここにきて膝を抱えていた、とレイちゃんは笑う
そんな記憶はないが、気がつけばここにきていたということは良くあった。

「え…?」
「気づいてなかったの?」

それならば今朝からずっと引きずっていたものを持って此処に着てしまった私は、あの出来事を大切だと思っているのだろうか?

「でも…わからないの」

わからなかった。そう、あの日扉が開いた瞬間から。
追い払おうとしているのか引き止めているのか、自分の行動に疑問を持ち続けていた。
そして、私がどう思っているのかも。


「そうねぇ」

俯いた私にレイちゃんが手を差し出してくれる。
そうして顔を上げれば、見たことのある表情
霞んでいた記憶と声が重なる。

「『言ってみたら何か変わるかもしれないわよ?』」

そうだ、いつもこうやって助けてもらっていた
凛とした声が私に道を差し出す。

「そう、ね。そうだったかもしれない」


昔のように膝を抱えて
膝小僧に頭を乗っけて
少しの笑顔を浮かべて

昔とは違う話をしよう

先にも後にもいけなかった私が抱いた新しい感情がつくる未来について


「ちょっと長くなるけど、聞いてくれる?」


包みを握りしめて話し出す

私の日常を変えてしまった
奇妙で不思議な出会いの物語を

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