まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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宇宙人


拍手にまこ亜美いれたのでこっちにフェイはやあげときます。
部隊長は優しいんだぜ


「フェイトちゃんはやっぱ英語できなあかんやろ~」

はやてが私の答案を覗きこんで大げさなため息をついた。



「え?なんで?」

自分でいうのもなんだが、そんなにひどい点数は取っていない。
まぁ平均点より上くらいだろうけど…少なくとも古典とかよりは数倍マシな点数だ。
首をかしげると、はやてはいつも浮かべるにやりとした顔ではなく、本当に困った時の苦笑いでこめかみをかいた。

「仮にもイギリス人なんやし」
「確かにイギリス人の点数じゃないわね…」
「にゃはは~…」

横からなのはとアリサも点数を覗いてきた。
イギリス人。なのはがとっさについた嘘がここまで影響があるなんて誰が思っただろう。
なんというか苦笑いしかでてこない。

「もう誤魔化しきれんて」
「今迄はなんて誤魔化してたの?」
「ネイティブは違うんや」
「「うわぁ」」

今度はみんなが苦笑いをしている。けれどこれがなかなかに通用するから世の中わからない。
はやてと顔を見合わせて肩をすくめる。

「まぁ、宇宙人やからしゃーないんやけどな」
「うっ…あ、あれは言葉のあやといいますか!」
「直球以外の何物でもないやろ…」
「あんなストレートデッドボール、なのはしか投げられないわね」

耐えきれなくなったなのはが声を上げるが、容赦ないつっこみによってあっさり机に没していた。
まぁ、ほぼ100%なのはが悪いので、ぐうの音もでないのだろう。

そう、あれはアリサとすずかに魔法の話をしたときのことだ。
私がこの星の生まれではないということをなのはは簡略して「フェイトちゃんは宇宙人なんだよ」と言ったのだ。
なのはからしたら地球じゃない星で生まれたんだよ、とそれだけの意味だったのだろうけど。けれど小学生の考える宇宙人なんてクラゲとタコの合体生物でしかなく、外星の人類というイコールには到底たどり着けない。それはアリサやすずかも例外ではなく、あの二人は中学にあがるまで私の背中にチャックがついているのではないかと本気で疑っていたのだ。
…エイリアン映画を見ている最中にこっちを凝視された時はさすがに泣きそうになった。







「…私、たこじゃないもん」
「はい?」

帰り道、昼間の会話を思い出したら今更ながら言いたかったことがふつふつとこみ上げてきた。
前後の繋がりがなく、はやては意味がわからないと首をかしげていた。けれど元々察しが良い子だからすぐに理解してくれたようだ。眉をハの字にしてこちらを見上げられた。

「別にフェイトちゃんのことタコだと言いたかったわけとちゃうよ?」
「それはわかってるんだけど…」

なんといったらいいかわからず口ごもってしまう。
みんなが私を違うように見ているとは思っていないけれど、やっぱりこういう風に言われると別モノと言われている気がして嫌だった。けれどそれを伝えようとしても私はどこか口下手だからきちんと伝わらない、そんな気がしてしまってつい口を閉ざしてしまう。

「フェイトちゃんはフェイトちゃんや」
「へ?」

いつの間にか下を向いていた私を、はやてが覗きこんでいた。
真剣というよりは私の表情に興味を持っているような、それでいてとても無表情に近い顔がそこにあった。
自然体、といったらいいのだろうか。

「誰にだって苦手なモンはあるんや。たまたまフェイトちゃんは文系やったって話」

何も考えずただこちらを見ているようにもとれる表情が珍しくて、はやてが発した言葉をすぐには理解することができなかった。
ぽかんとしている私を引っ張りながら でも、とはやては笑った

「ついてしもうた嘘はつきとおさなあかんやろ?」

この生活を続けるには必要なもの。
みんなフェイトちゃんと一緒にいたいからそう言っているんだよ、と私の鼻頭を人差し指で軽くつつく。

「う、ん」
「はは、フェイトちゃんまだ理解できてへんって顔しとる」

いつものような茶化した表情に戻ったはやてはなんだか楽しそうな顔をしていた。
つられて笑ったら、にぃっとどこか悪戯っ子のような笑みがいつもの軽口を言い出す。


「ほんならまずは宇宙人脱却のために国語頑張りましょう」
「え、ぇえ~」
「ほら、文句言わんの。はやてさん特製クッキー作ったるから」
「それなら夕ご飯がいいなー」
「ぜーたく」


笑いながら握られた手が温かい
普段は自分から繋がないくせに、こういうときに限ってさりげない仕草で握ってくる。

ほんと卑怯だ

呟くのが精一杯で、私は上を向いて目元の熱さを必死で気付かないフリをした。



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