まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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はっじまっるよー

久しぶりにフェイはや
中編くらいの長さなのでしばらく更新が続きます


[心と気持ち]

それはまだ、私が車椅子だった時の話
管理局の仕事にリハビリ、そして学校に戻るための勉強と私はやることが沢山あった。
けれど本は好きだから、合間をみては図書館へ向かっていた。

すずかちゃんと行くこともあるのだが、その日はひとりだった。
今借りている本の続きが読みたくて、待っていられなかったのだ。

いつも通り顔なじみの司書さんに本を渡し、続きを借りようと後ろに下がる
と、横から声をかけられた

「その本、借りてもいいですか?」
「これ?」
「はい」

同い年くらいの男の子が、今返したばかりの本を指さしていた。
どうやらこの子も続きを待っていたらしい。

「私はええけど、いいんですか?」

首をくるんと司書さんの方に向けると、あっさりOKがでた。あちらとしても戻す手間が省けて楽なのかもしれない。こうして、返却印の押された本はすぐさま次の借り手のもとに渡ったのだった。

どうやら彼もこの本を借りに来ただけのようで、出口へ向かう私と一緒に歩き出した。
嬉しそうに本を抱えてるところを見ると、本は嫌いではないみたいだ。少なくともその本は気に入っていると思う。

「本とか、好きなん?」

何気なく聞いたつもりだったのだが、相手は目を丸くしてこちらを見ている。
なんか、変なことを言ったのだろうか?
首をかしげると、恐る恐る小さな声で「変だと思います?」と聞かれた。

「僕くらいの男子は本とかはあんまり好きじゃないですから」
「そお、かな…?」

正直私は同い年の男の子がどのような遊びをしているか知らない。
学校にもいっていないし、私の周りにいる男の子は既に仕事をしているイレギュラー揃い。
なんの参考にもならないのだが。

「…好きならええんちゃうか?」
「そう、ですか?」
「私はそう思うけどなぁ」

好きなら好きでいいではないか
へらっと笑うと、相手もほっとしたような笑みを浮かべてくれた。

「じゃあ、僕はこっちなので」

車椅子の私に合わせてゆっくり歩いてくれた彼と本の話で盛り上がっていた。けれど楽しい時間はすぐ終わってしまった。分かれ道で彼は私とは反対の方へと足を向ける。私は反対の方向だった。
ぺこりと礼儀正しく頭を下げて去る姿に手を振って、私も反対方向へと歩き出す。
友達、なのだろうか。まだ良くわからないけれど、知らない人と知り合いになれるのはなんだか嬉しかった。その所為か車椅子を押す手にも力が入る。

「主はやて、迎えに来ましたよ」

道の向こう側から駆け寄ってくるシグナムに思いっきり抱きついた

「どうかしましたか?」
「あんな!」

家に着くまでずっとあの男の子の話をしていた。
シグナムはちょっと遠くを見るような目をしていたけれど、それでも楽しそうな私を見てか嬉しそうに笑い返してくれた。




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