まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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違いとか差とか

ふぇいはやちゅーへん?ちゅーぺん?の続き




彼と私は本が繋ぐ親友のような存在だった。
なのはちゃん達に感じる好きでも、シグナム達家族に感じる好きでもないけれど、恋愛感情の好きでもなかった。波長が合った、と言えばいいのか。うまく説明できないのだけれど、きっとそんな感じなんだと思う。
そう、思っていた。



[心と気持ち4]



今まで気にしていなかったのに、あんな話をしたからか妙に頭に引っかかっていた。

「結局んとこ、私はどう思ってるんやろ…」
「はやてどうしたの?」
「はやてちゃん、なんか難しい顔してたよ?」
「んや?なんでもあらへんよ」

隣を歩く金色の髪の少女と紺色の髪の少女がこちらを覗いていた。最近身長が伸びてきた二人は、既に伸びなくなってきている私に合わせて少し頭を下げていた。間にいる私はまるで掴まった宇宙人のようだった。
考えるだけで無性に頭を叩きたくなるが、そこはぐっと堪えて振り返る。

「なのはちゃん、アリサちゃん。午後にそっち行くな」
「お昼はうちで用意してあるから。そのまま来なさい」
「おおきになー」

普段から本を読む私とすずかちゃん、そして去年あたりから本を読みだしたフェイトちゃんの三人は図書館への道をまがった。
考えたって仕方がない。嫌いじゃなければそれでいいんじゃないかな。なんて無理やり話に終止符を打つ。駐車場にでると、彼が図書館から出ていくのが見えた。

「あれが、例の人やよ」

すずかちゃんたちに伝えようと指さした。
けれど応えたのは全く別の声。

「あれが、あの彼?」

なんて私には悪魔のような声だった。

「…は…?」
「ね、八神さん。そうなの?」

フェイトちゃんとすずかちゃんは突然現れた同級生に驚いていたけれど、私は違う意味で驚愕していた。
ゆっくりとしか動かない首をなんとか横に向けると、おせっかいな同級生の顔が見えた。
何故か嫌な汗が背中を伝う。

「ね、言わないの?」
「な、なにを?」
「この前の話」

指をさした先には男の子がいた。あの子、私の近所の子なんだ、なんてどうでもいい情報は事態を悪い方向へもっていく材料にしかならない。

「い、言うワケあらへんやん」
「じゃあ私が言ってもいい?」
「だ、ダメに決まってるやんか」
「え、でも、両想いかもしれないよ?」
「やから、そういうんとちゃうんて…ちゅうか、言わん言うたやん」
「まぁ、そうなんだけど…」

なるべく普段通りに言ったつもりだったが、思った以上に焦っていた。
自分でもなんでそんなに必死に否定しているのかわからなかった。ただの嘘なのだから、あとで彼に口述にした、と説明したら良いのに。
でも、私は、それらすべてが彼に伝わるのが嫌だった。なんだか、この距離がなくなってしまいそうで。この関係を壊したくなかった。こんな、関係のない人からの一言でなくしたくなかった。

「ね、そこらへんにしてあげてよ」

はっ と気がついて顔を上げた時には、私と彼女の間にフェイトちゃんが割り込んでいた。
普段あまりこういうことに自ら口を出さないフェイトちゃんが、同級生の手首をつかんで止めている。
その声は優しそうに聞こえるけれど、有無を言わせない何かがある。たまにフェイトちゃんが出す、怒りを隠している時の声だった。
同級生の方も洒落にならない空気を感じ取ったらしく、慌ててごめんなさいと謝ってきた。どうやら彼女なりの優しさだったようだ。まったくもって迷惑であったが、嘘でも話した私も悪いのだ。もう一度絶対言わないことを約束して彼女とは別れた。


「フェイトちゃん、ありがとう」
「私は大したことしてないよ」


でも、あれは本当に嘘なのだろうか
感情の整理ができていない私には、嘘か本当かなんてまったくわからなかった

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