まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

憧れか羨ましさか

フェイはや続き
ちなみに私は一般レベルでした



答えなんて出せなかった。
恋愛の好きがわからないから、友達の好きでまとめてしまっているだけなのかもしれない。実はこれが恋愛の好きなのかも。そう思ってしまうほどに、私は恋というものを知らなかった。わからなかった。




[心と気持ち5]





「だめやー」
「はやてちゃんどうしたの?」
「うーわからんのやー」
「授業が?」

今の授業は合同体育。これのどこがわからないというのだろう。私が開始3分で外野に回ってしまったことだろうか。うん。それはそれで納得がいかないのだけれど。応援と称してこうやってだべれるのもそれはそれでいいものだ。

「…ちゃうねん」
「なんかつっこみが遅いわね」
「競技中にわざわざつっこみに来てくれるなんてアリサちゃんめっさ優しいわー」
「違う!アウトになったの!!あとその棒読みやめなさい!!」

がーっと吠えるアリサちゃんの後ろを見ると、エース同士の決戦が始まっていた。ボールの速度を見ていると早々に退場できて良かったと思えてくる。隣に座っているなのはちゃんも同じことを考えているのだろう。ボールを追う顔が引きつっている。空のエースは相変わらず体育が苦手みたいだ。

「なんというか、どーでもえーことなんやけどなー」

二人がわからんといった顔を向けてくる。いや、私かてわからんのよ。膝を抱えてため息をつくと、試合終了の笛の音がした。
いつもより早いから不思議に思って顔を上げると、めずらしくフェイトちゃんがのびていた。
おーとかあーというなんともいえない声が方々から聞こえる中、砂を払って立ち上がる。きっといつかわかるだろう。こんなの自分らしくない。

「おーっし!次は5分いる!!」
「はやてちゃん…目標低すぎない?」
「そうよ、どうせなら勝ちにいきなさい」
「あんな化け物勝てんわ」

高々と掲げた拳をフェイトちゃんとすずかちゃんに向ける。
あの二人から逃げられればもっと長くいられる。逃げ足だけは負けないんや。

「ほないくで!」









……

結果から言えば、まぁ5分はいられた


「目標は高すぎちゃいけないね~」
「せやろ?こんくらいが丁度ええんよ」

この手で勝つのは無理なんや
なのはちゃんと二人して乾いた笑みを浮かべる。

フェイトちゃんもすずかちゃんも運動神経が常人の域を超えている。そんな超人に挑もうなんて無謀の何物でもない。そうやってそれっぽい理由を見つけて諦める。それは私が身に付けた護身術の一つなのかもしれない。
もちろん譲れないことだってある。家族のこと、友達のこと。けれどそれ以外には驚くほど頓着しなかった。

「あの二人は手加減いう言葉を知らんのやろか」
「にゃはは。みんな負けず嫌いだからね」
「それ、なのはちゃんが言うん?」
「は、はやてちゃんだってそうでしょ」

言っている先からこれである。
指摘してケラケラ笑うと、脇腹に容赦のない肘鉄がお見舞いされた。

「ったぁ…」
「でも…」

でも、この友人が羨ましいときがある。
私にはないものを沢山もっていて、私の知らないことを沢山知っている。


そしてなにより


「一回くらい勝ってみたいなぁ」


真っ直ぐにぶつかっていくその強さが


「……せやなぁ」


私には、眩しかった




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