まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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難しいよね、じれったいよね

ちょっとしたお話
ご無沙汰まこ亜美です
亜美ちゃん出てこないけども…



いつもすごしているはずなのに、いつもと同じ状態に戻っただけなのに
どうして亜美ちゃんが帰った後はこんなにも寂しいのだろう。いつも以上に部屋が広く感じて
つい数分前に送りだしたのにもう会いたくなっている。

「ほんと、まいっちゃうよ…」

軽く吐き出したつもりの言葉は予想外に重くて
このままでは苦しくて耐えられそうになかった。
どうしようもなく甘えてるのはわかっているけれど、それでもいつもの番号にコールをかけていた。


「はぁい。…一応聞いておくわね、今回も同じ要件?」
「うん」

慣れたように聞いてくる美奈子ちゃんにいつも通りの相槌を返す。


「…あのね、あたしじゃなくてもっとふさわしい人がいるでしょ?」
「でもさっき会ったばっかりなんだよ?」
「それがどうしたのよ」
「なんかだっておかしいじゃないか」

何回も繰り返した問答に、電話の向こうで盛大なため息がつかれているのがわかる。
自分でもおかしいと思うくらい、亜美ちゃんに嫌われたくないと思っている。
そう簡単に崩れるような信頼関係ではないけれど、もしかしたらとか万が一とか考えてしまうのだ。
きっと普段から何かと近い場所にいるからなのだろう。
近しい人が遠ざかるのを心のどこかで恐れているからそう思ってしまうのだろう。


「なんでそういうとこだけ鈍いのかしらねぇ」
「鈍いって…」

心底呆れたかのような言い方なのに、漂う空気は苦笑いそのもの
一体なんだっていうんだ。無言でアピールしてみるけれど彼女には軽くあしらわれるだけ。

「はいはい拗ねないの」

なんてこういうときだけ余裕なのだ
そこが頼もしくもあり、また厄介でもあるのだけれど


「迷ってるなら電話しちゃいなさい。」
「いや、だから」
「あーもう!いいから!しなさい!わかった!?」

電話口で半ば叫ぶように言われ、そのまま返答も待たず電話が切られた。
今までも似たようなことはあったけれど、ここまで断言されたのは初めてかもしれない。
空しく響く機械音は、どうしたらという不安と焦りを生む。
別に電話をしなければ良いのだが、何故だかそれは阻まれた。

なんとも言えない苦虫を噛み潰したような顔が鏡に映る。電話したい、声が聞きたい、そう思っていたはずなのに手が震えるのは何故か。
意味もない逡巡を繰り返した揚句、ちっぽけな勇気をふり絞って受話器に手を伸ばす。


「ほんと、まいっちゃうよ」

長い溜息を吐いた後、いつの間にか寂しさが消えていたことに気がついた。



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