まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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星空遊泳

Twitterで出た夜空連れ出しをSSにしましたー
近衛さんの素敵イラストをもとにしておりますです

途中で力尽き…中途半端な感じなので、いずれ修正しようかと思います

大人フェイトさんと子どもはやてちゃん


つづきからどぞ


誕生日に何か特別なことが起こる
図書館で借りた本にありきたりな出だしのように書かれていた文言
そんなこと起こりっこない
それこそ、本の中だけの話だと思っていた



[星空遊泳]




人も動物も寝静まるこの時間が好きだ
静寂に包まれる世界が、優しく見守ってくれているようで、穏やかな気持ちでいられる
どうしても昼間の喧噪にはなじめず、どこか浮いてしまっている私も皆が寝静まったこの時間ならば快く世界に受け入れられる気がする
だから、別に咎める人もいないから、うんと夜更かしをしてしまう

それでもどうやって背伸びしたって、まだまだ私は子どもだから
夜更かしといっても長い針と短い針がてっぺんで一つになる頃には、目が重くなってしまって
どう抗っても瞼を上げることができなくなってしまうのだ


今日も今日とて、そんな感じに
自然と重くなる瞼に身を任せて、少しだけしっとりとした布団に身を沈めた


少しだけ身を捩って、籠ってる熱を逃がす
意識が混濁してきて、夢か現実かわからないところを彷徨っていると


突然家の外から眩しい光が差し込んだ



一瞬の閃光


太陽のような明るい色ではないが
優しく包み込むようなほの白い輝き

まるで月のようだ


「って、何なん!?」

そんなことを考えたのは一瞬で、がばっと起き上がると
そのまま、体を窓のそばまで近づける
急いで窓を開けると、強風がふきこんできて、思わず目を閉じる

「だーれだ」

ふわっと暖かなぬくもりが瞼の上に被せられる
普通だったら恐怖で固まってしまうところであるが
そのぬくもりも声もとても優しくて、再び睡魔が襲ってくる程に安心感を与えてくれるもので
ずっとこのままでいたいなぁと思ってしまう
けれど先ほどの光のようなこの後ろの人が気になるし、何より問いかけられているのだから
きちんと答えないと、と伝わる体温で眠くなった頭でぼんやりと答えを探す


「お月さん?」
「うーん ちょっと違うかな」

思わずつぶやいてしまった言葉を拾い上げた、少し困ったような優しい声
瞼の上のぬくもりが離れていった
ほんの少しの間触れていただけなのに、流れ触れた風が冷たいと感じてしまう
まぁそれでもいいかな、なんて聞こえる相変わらずとても優しい声に顔をあげると
月明かりに照らされてキラキラ輝く長い髪のお姉さんが赤い瞳を細めてこちらを見下ろしていた

「ね、はやて、これからちょっとだけ、時間をくれない?」

お姉さんは答えを教えてくれないまま、片目をつぶってウィンクをした
それがあまりにも姿にあっていたから、
こんな時間にこんなあらわれ方をした変な人なのに
なんだか心を許してしまいそうになる
でもそんな簡単にいってええものなのかなぁなんて常識的な考えも残っていなくもないのだけど


「もぉ 寝ようと思ってたんやけど」
「ちょっ、ちょっとだけだから!」

お姉さんが困ったように眉をハの字にして、私の手をぎゅっと握ってくる
さっきまでかっこよかったのに、急に弱弱しくなってしまって、年上なのに可愛い人なのだと思って
先ほどより幾分も下に下がってきた頭を、つい撫でてしまう
「…ちょっとだけなら、ええよ」

ぱあっっとこちらまで嬉しくなってしまうような笑顔を向けられる
普段そんなに人と接することもないので、突然向けられる笑顔に戸惑っていると
先ほどの優しい温もりがふわりと額を撫ぜた

優しい風が吹いたかと思うと
お姉さんはいつの間にか窓の外にいて、こちらに手を差し出していた

「では、お手をどうぞ」
「ふえ?」

月の光を反射して煌めく髪が、お姉さんが窓の外にいることを証明していて
世間から浮き出た私でも、今この光景が非現実的であることを理解はしていた
けれど、いいから、なんて声をかけられれば、なぜだかやっぱり手を重ねてしまう
このお姉さんの笑顔は無条件に安心してしまうのかもしれない

「じゃあ、いくよ」

のせた瞬間、思いっきり体を引っ張られた
衝撃が怖くて、反射的に目を閉じる

頬にひやりとした風を感じて、そっと目を開ければ
目の前に先ほどの金色が飛び込んできた

「はやて大丈夫?」

なんて心配そうに顔を覗き込まれると
顔に熱が集中してくるのがわかる

「ふえ? ふわぁあああ!」
「あ、ちょっ、暴れたら危ないよ」
「え?ふえぇえええ!?」

距離を取ろうとして、気が付く
いつの間にか、お姉さんに抱えられていた
それだけならわかるのだが、周りには壁どころか家が一つもなくて
白金の輝きがいつもより近くに感じられた


「こ、ここ、どこや?」
「空の上だよ。この星空を、はやてに見せたかったんだ」


お姉さんは、肩をぎゅっとつかんでいる私を見て
今日見た中で一番嬉しそうに笑った



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