まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

やってみたかった

[鈍感]Ver.まこと




期末テスト真っ最中とはいえ、最終日前夜ともなるとめっきりやる気が起きない


それでも昔ほど勉強していないわけではなく、結果もそれなりに悪くはない。
追試や遅刻といったものから縁が切れたのは、家庭教師である彼女のおかげであ
ろう



ダラダラと机に向かっていると横に置いた携帯が鳴った
ついでに時計に目をやると日付変更線をちょうど越えたあたりだった


「もしもし」

「あ、まこちゃん?」


今し方考えていた相手の声に自然と顔が綻ぶ。
けれど、こんな時間に彼女からの電話は珍しくて、何かあったのかと不安になる


「亜美ちゃんなんかあった?」

「ううん。そういうわけじゃないんだけど」


この言い回しは彼女が何か言いたい時の合図。だから彼女の声に黙って耳を傾け



「あ…あのねっ、あの…そのぉ」


何か言いにくいことでもあるのだろう。
真っ赤になっている彼女の顔が容易に想像出来て
そんな彼女が可愛くて、つい笑ってしまった


「亜美ちゃんは可愛いなぁ」

「ま、まこちゃん!?」


困惑した声をあげる彼女にやっぱり可愛いと思う


「いやぁ、ついね」

「ついって…」

「だってほんとのことだもん」

「も、もう!」


あたふたとする彼女に、ちょっといじめすぎちゃったかなと思う


「ごめんごめん。で、話は?」

「え?……まこちゃん気付いてたんじゃ…?」

「へ?何のことだい?」


てっきり抗議の言葉が返って来るとばかり思っていたのに。
彼女が何について言っているのか思い当たるものがない。


「今日…何の日かわかる?」

「んー…テスト最終日…?」


彼女がため息をついたようだ。なにかあったかと思考を巡らせてもやはり何もない


「ばか」

「ぇえっ!あ、亜美ちゃん!?」


どことなく拗ねたような声に怒らせたかと焦る
あーだのうーだの言ってみるが何を言っていいのやら、自分が何をしたかもわからないのだ。
弁解のしようがない。




「あの…亜美ちゃん?」

「なあに?」


苦し紛れに話を変えようと試みる。
どうして彼女は電話をかけてきたのだろう




「そういえばなんで…」



そう言いかけたとき彼女の言葉が遮った









「お誕生日おめでとう」








それが質問の答えだとわかったのはもうしばらくしてから
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