まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

遅れたお誕生日!

さてさて遅れちゃったけどまこちゃんお誕生日おめでとう!!
いつも通り家族ものですがちょっとぐだっちゃったし…

よければつづきから、どぞ!


「まま?今日はケーキ、かうんでしょ?」

ガラスケース越しに並べられたケーキを指さして、きらきらした目で見つめられる
今日は年に一度の大切な人の誕生日
だからこそ、よろこんでほしい
でも、私もこの子たちも本当はまこちゃんのケーキが一番好きで、まこちゃん自身だってケーキを作ってる人だから
買ってきたものを本当においしいと思ってくれているのかもわからない

それが、いつもの悩み

「んーそのつもりだったんだけど。今日は、あっちでお買いものして帰りましょう」
「なんで?だって今日はぱぱのたんじょうびだよ?」

でも、今はその悩みを解決してくれる素晴らしい存在があるから

「ね、今年は、3人でつくってみない?」









「まこちゃんはそこで待ってて」
「はぁい」

キッチンからは楽しそうな声が聞こえる
けれど、その輪に入ってはいけないなんて柔らかな笑顔で言われてしまえば
少し口を尖らせるくらいの反論しかできないのだった


「あぁ、うさ、それはもっとゆっくりね」
「こう?」
「そうそう」
「まーま!これぇ?」
「そうよ。ちょっと重いから気を付けてね」

かどが立たないようにね
かど?
なんて会話をしながら、クリームを手や顔にくっつけて、ぐるぐるの歌を即興で歌っている姿はとてもかわいいのだけれど、作業する手つきがなんだか危なっかしくてはらはらしてしまう
普段から作っていることもあって、それこそ後ろから手を出してしまいそうになるけれど
そのたびに、亜美ちゃんが視線をこちらに向けて首を振るのだ

私が手を出してしまったら特別ではなくなってしまうのかもしれないけれど
だからといって主役をほっぽっていいわけではないと思う。
炬燵であったまった頭はいつも以上に動かなくて、目の前のみかんの向こう側に見える楽しそうな姿をただ目で追う。

「せぇっかく、お休みもらったんだけどなぁ」

わかってはいてもなんだかおもしろくなくて、むくれてしまう




「ぱぱぁ」
「ん?」

わいわいかちゃかちゃという音を聞いてうとうとしていると、いつの間にか眠そうに目をこするうさがこちらにやってきた。
どうしたの?と首を傾げれば、何も言わずに定位置の膝の間にもぐりこんでくる。顔を覗き込むとこくこくと首を動かしているから、どうやら眠くなってしまったようだ

「じゃあここでゆっくりしてようか」
「んー」

普段より暖かい体が寄りかかってくる。体全体で受け止めるとうさの体温が伝わってきて余計に眠くなってしまう。

「後は焼くだけだし、寝てしまってもいいわよ」

優しい、子どもに言い聞かせるような声にむっとして顔を上げれば、湖面のように静かな青い瞳が優しく細められた

「亜美ちゃん」
「もう…そんなにむくれないで? 今日は私たちだけで、まこちゃんのケーキ作りたかったの」
「それはわかるんだけどさ」
「寂しかった?」
「そう、なる…のかなぁ」
「ふふっ、ごめんなさい。でも喜んでほしくて」

嬉しそうな言葉で言われてしまえば、もうどうしようもなくて
昔はもうちょっと照れてくれたのになぁなんて思いながら、寝息を立てているうさをぎゅっと抱きしめる


「次は、みんなでつくろうよ」
「そうね」


くすくすという笑い声と共に頭にのせられた少しひんやりとした体温
なんだか子ども扱いされているようでむず痒い感覚
そういえば最近は全然触れていない気がする


「亜美ちゃん」
「へっ?」

そう思えば、自然と手が伸びていて
私の頭を撫でていた手を摑まえると、ほんのりと頬が赤くなった
あぁ懐かしい
懐かしいと思うほどに最近見ていなかった表情
その所為か、心臓のあたりがむずむずする

「…たまには、二人で、どっかいく?」
「…っ」

握る手に少しだけ力を籠めれば、先ほどより潤んだ瞳が逸らされた
ねぇ、それは期待していいのかな?
今度はこちらがくすくす笑っていれば、もう!という声が聞こえた

「まこちゃん調子乗りすぎ!!」
「え、ぇえー」
「まーまー!なった!!」

丁度良く鳴り響いたタイマーの音に反応してみなの大きな声が聞こえてきた
すると聞こえるぺちんという音
見れば手を叩き落されていた

「ちょっ、亜美ちゃ…あれ?」

顔を上げればもうすでにその背はキッチンに向かっていってしまっていた
なんだかなぁと思いつつ、叩かれた手を下ろせば
寝ていたはずのうさが目をパッチリあけてこちらを見上げていた

「うさ?」
「ぱぱ、ままにふられちゃったね」
「ははは…そうだね」
「だいじょうぶ、ぱぱにはうさがいるよ?」

嬉しそうにぎゅっと抱きしめられて、先ほどのあったな体温が身体に広がっていく
なんだかほっとしてしまって自然と笑みがこみ上げてくる

「そうだね、今は今で一番だね」

ぎゅっと抱きしめ返して、ふわふわの頭に頬擦りをしていたら
「おやばか!」なんてどこで覚えたのか、みながこちらを指さして何故だかドヤ顔をしていた



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2014/12/07(日) 21:06 | | #[ コメントの編集]
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