まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

一か月もずれ込んだ…

誕生日すぎちゃったからそのあと忘れていたとかそういうのでは…ないんだからねっ!

というわけで一か月も遅くなっちゃったけどはやてちゃんおめでとー!!
短いけどー!大したものでもないけどー!
なのフェイはやではやてちゃんおめでとー!



モニターがうるさい
いや、正しく言えばモニターの向こう側がうるさいのか

もうしばらく鳴り響いている通知音をBGMに夜空を進む

はじめは一つだった音が一つ二つと増えていって
気がつけば家族全員分になったのだから、思わず苦笑いしてしまった

「はー、しゃーないやんって言うとるのに」

もちろんモニターは相変わらずOFFにしているから、向こうのみんなには通じない。通じていたとしても、「なんではやてがわざわざ哨戒なんだ!」とか「よりにもよって今日ってどういうことなんですか!?」とかそういった至極真っ当な文句を並べて聞いてくれないことは間違いないから、まぁいいんやけどな。

今日は私の誕生日
だからみんなはうきうきしていたし、ごちそうも用意してくれた

もちろんそれらはおいしくいただいて、
一段落したころに担当がでれなくなってしまったから夜間哨戒に出かけてくると告げたのだ

そう、仕方なく
仕方ないんやから

平等である
私の作った六課はそういうところ
作った本人が破ってしまっては意味がないではないか

「ちゃうわな」

そう、自分に言い聞かすように並べたいいわけに苦笑い

平等というのは本当だけれど、次だってその次だって私の担当ではないし、ほかに替わる人もいた。
それでも行くと言ったのは私なのだから。


「まぁこういう日も悪くないと思うんやけど」

ぐんぐんと雲を切って上を目指す
どうせなら自分の生まれ故郷と同じ夜空が見たかった
欲を言えば月も見たかったけれど、まぁそこは我慢しよう。
にたようなのはあってもあの青白い光を放つ神秘的な雰囲気はなくて。
やっぱり地球にしかないのかもしれない。

そうして抜けた先
予想通り、そして予想以上に明るい夜空が広がっていた

「はー…」

深く深く息を吐き出す
夜空を見ていると落ち着く
あの子を思い出すし、みんなと出会った世界でもあるし
理由はいっぱい浮かぶけれど
どれがそうだとも言い難い
とにかく包まれているようで安心するのだった





「フェイトちゃん、どう思う?」

ゆっくり漂っていた私の背後から
突然、聞いたことのある声が聞こえてきた

「どうって…嬉しいのが少しあるけど、怒ってるほうが大きいかな」

聞いたことがあるどころか、もう人生の半分以上一緒にいて
聞き間違えるなんてことあり得ないくらい知っている声

「「ほんと、はやて(ちゃん)は」」

「な、なんで二人ともおるんや!?」

慌てて振り返れば、一寸の狂いもなく想像通りの二人が
あきれたような顔をしてこちらを見ていた

や、ここが道なら、まぁ偶然だね、なんてこともあるけれど
今日この日にしかもこの時間に空であうって…

「え、なのはちゃんたちは…散歩?」
「そんなわけないでしょ」

ですよねー
なんて浮かべた苦笑いは近寄ってきたなのはちゃんによって引き延ばされてしまった
横に

「ふぁふぃふんふぉー」
「はやて何言ってるかわからないよ」

近寄ってきたフェイトちゃんがおかしそうに笑いながら私の鼻を摘む
ちょ、息できないんですけど…っ

「…ぶっはっ!ちょぉ!なんなん!?」
「それはこっちのセリフだよ!」

そだそだ!どぷんすこ怒る二人に首を傾げれば
額を小突かれた。
うん、わかってはいる
でも認めたくないというか

「いくら恥ずかしいからって、こんなところまで逃げ出すことないでしょ」
「はやてらしいけどね」

ほら、ばれている
からからと笑う二人には、私の気持ちも行動も、行く先までも筒抜けだったらしい

「や、別に逃げてるわけやないんやけど…」

だってやっぱりこの歳になると手放しに喜べなくて。
内心はとっても嬉しいけれど、照れくささが増してしまうし、なんだかむずむずしていてもたってもいられなくなってしまうのだ。
それにシグナムたちはいつだって私の誕生日を一大イベントのように大事に扱ってくれるし、みんな私以上にそわそわしているのだ。
それを見ているだけで私は嬉しいし、それ以上なんてもらってしまうと
もうあふれてしまってどうしていいのかわからなくなってしまうのだ。

「はやてちゃんはもっと素直になればいいのに」
「素直やろ」
「素直に逃げろとは言ってないよはやて」

じゃあどうしたらええねん
何を言っても逃げられないやりとりに思わず口角が下がる
いつもだったら口では負けないのに
すっかりへの字に曲がったその口を戻す言葉が浮かんでこない


そうしてむすっとした私と相変わらずどこか怒ったような咎めるような二人の視線がしばらくぶつかっていたら、二人がふっと表情を緩めた

そう思ったのもつかの間、ふいに頭上にあたたかなものが触れた
それが二人の手だと気がついた時には、両脇をすっかり二人にかためられていた

「でもおかげで私たちがはやてちゃんを独占だね」
「あとちょっとしかないけれど」

ぐんぐんとスピードをあげて郊外へ
眼下に目をやれば、煌々と照っていた明かりはずいぶんと少なくなっていた
一応哨戒中、なんやけどなぁ
なんて漏れた言葉はもう苦笑いではなくなっていた

「はやて」
「はやてちゃん」

近づきすぎた夜空を映し出す2対の瞳
あの頃とかわらない優しい優しい眼差しがきらりと瞬いた

「「お誕生日、おめでとう」」

ぐっと握られた手を握り返せば、引っ張り上げられる
故郷によく似た光景に包まれて、今日一番にむずがゆい気持ちを吐き出す

「おおきに、な」

今日という日を、一緒にいられることに感謝を
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