まこ亜美(セラムン)とフェイはや(なのは)を中心にSSやらを扱っています。 百合発言などがあるので、苦手な方はバックすることをオススメします。

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ちぐはぐ 4

3の続き
おまけ


風の心地の良い丘で見知った背中を見つけた
近づいていけば、足音で気が付いたのか、彼女は空を見上げたまま小さく笑った

「おかしいだろ」
「…何が?」

聞かなくてもわかる問答


「いくら私が頑張ったって、亜美ちゃんは私を見てくれないんだから」

ちっともおかしくなさそうな声色は強がるばかりで少し震えている

「亜美ちゃんが好きなのはううん、マーキュリーが好きなのはジュピターであって私じゃないから」


きっとまこちゃんもわかっているのだろう
亜美ちゃんの心が囚われてしまったことを

「例え私が告白したところで亜美ちゃんは私をジュピターとしか見てくれないんだから、どうやったって過去の自分と競うことはできないよ…」

むしろ近くにいたからこそ、一番に気付いてしまったのかもしれない
それはなんて悲しいのだろう
かつてマーキュリーが求めたもの、それをまた、マーキュリー自身で壊してしまおうとしているだなんて

「だから、私も亜美ちゃんの告白を受けることはできない…」

確かに相手からの好意を受け取っているのに
ほしい相手からの好意だというのに受け取れないだなんて

「それってつらくない?」

自分であって自分でない
相棒のようで半身であって自分自身であって、でも違う

「どうだろ」

彼女は相変わらずこちらは向かずに、小さく笑った
おかしいのではなく、悲しくて笑っているかのよう
どうしようもなくて、こんなどうしようもないことはもう笑うしかないというように

「違和感を感じたまま付き合う方が、きっとつらいんじゃないかな」


そうして振り返った頬は、まるで雨に濡れたかのようだった

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アジル

Author:アジル
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そんなような形ができつつある今日この頃です。
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